〈精進料理〉献立集［精進献立集］（初編） 【判型】横本1冊（全2編の初編）。縦123粍。 【作者】山音亭（越吉郎兵衛）編・序。 【年代等】文化15年（文政元年）夏自序。文政2年4月刊。［京都］中川新七ほか板。 【備考】分類「料理」。全2編の初編。四季の精進料理の献立（一番初春から七十二番季冬まで）と料理法を素人向けに解説した書。自序に「当世流行の献立を集め…、切きざみ、煮たきかげんの仕様まで委しく記す。しかれども、また風雅なる面白き献立、并二之膳、三之膳等之分は後篇にゆづりて、只手近き退夜料理より百年の遠忌法事に心安き献立をあぐるのみなり」と記す。凡例で調理の基本にも触れるほか、巻頭に「切形之図」「生盛之図」「指味（刺身）之図」「切形図」を掲げる。なお、序文に述べるように本書に漏れた風流な料理や二の膳・三の膳の献立等を収録した二編が文政7年に刊行された。 ★原装・題簽ほとんど摩滅・状態概ね良好（数丁小虫。本文第58丁落丁のため特価開始）。記名なし・蔵書印なし。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、初編1冊が、25,000円（題簽1/2欠）～32,400円】。